2012年01月29日

にきび跡の治療

にきびそのものもイヤですが、にきびが治った後のにきび跡はもっとイヤですね。肌がクレーターみたいにデコボコしたり、シミのように色素沈着したりします。こうなったら、クリニックですみやかに治療した方がいいでしょう。治療法はずいぶん進歩していますよ。主な治療法をご紹介します。


ケミカルピーリングでにきび跡治療


ケミカルピーリングとは、AHA(フルーツ酸)やTCA(トリクロール酢酸)などを使って、角質や表皮、さらには真皮までをも化学的に溶かして、新しい皮膚の再生を促す治療法です。

ピーリングでは、角質や表皮を剥がすことになり、表皮が持つ本来のバリア機能や水分保持機能が失われますから、それに対する適切な対処が必要になります。術前の前治療や術後の後治療が非常に重要です。エステより十分な知識を持った医師のもとで受ける方がいいでしょう。

レーザーでにきび跡治療


重度のにきび跡にはレーザー治療が最適です。レーザーと聞くと、ちょっとひいてしまいますね。でも、レーザーでにきび跡の繊維芽細胞増殖因子を刺激し、滑らかできれいな皮膚に再生させることができます。

フォトフェイシャル(IPL)でにきび跡治療


フラッシュランプから発する広帯域の光を用いて、にきび跡を改善する治療です。顔の皮膚全体に対して治療を行うのが基本で、にきび跡をひとつひとつ消すのではなく、肌全体の質感を高めて若返りをめざす治療法です。

レーザーに比べると、肌へのダメージが一層少なく、よりリスクの小さな治療法です。この治療により、繊維芽細胞の働きが活性化され、コラーゲンがたくさん作られるようになる、といった美肌効果も期待できます。定期的に継続性をもって行う治療です。

トレチノインでにきび跡治療


トレチノイン(レチノイン酸)とはビタミンAの誘導体で、生理活性がビタミンAの約50-100倍あり、米国ではしわ・にきびの治療医薬品として認可されているものです。日本では認可されていませんのでお医者さまの処方が必要ですが、リスクは極めて低い治療薬です。

トレチノインの皮膚に対する作用としては、角質をはがし、表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促します。また、皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑え、真皮でもコラーゲンの分泌を高め、表皮内でのヒアルロン酸の分泌を高めます。すごい薬ですね。
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にきび(ニキビ)の治療

にきびの予防および軽度のにきびの治療には、患部を刺激の少ないせっけんで日に1〜2回洗ってください。これで十分です。というか、よかれと思ってこれ以上やると逆効果になります。抗菌せっけんやアルコール綿などの使用は皮膚を刺激し、にきびを悪化させます。化粧品は水分主体の肌にやさしいものを選びましょう。油分の多い化粧品はにきびを悪化させます。


軽度のにきび(ニキビ)の治療


軽度のにきび(白にきび・黒にきび)には、塗り薬を使います。お医者さまの処方なしで買えるものと、処方が必要なものがあります。

処方せんなしで買える薬としては、クリーム状のもので、サリチル酸やレゾルシノール、硫黄を含んでいるものがよく知られています。にきびを乾かす作用があります。効き目はおだやかで抗菌作用はあまり強くありません。抗菌用に過酸化ベンゾイルを購入できます。

処方される抗菌薬でよく知られているのは、エリスロマイシンとクリンダマイシンです。過酸化ベンゾイルが処方されることもあります。

重度のにきび(ニキビ)の治療


赤にきびの治療は、外用の抗菌剤や抗炎症剤、内服薬としてビタミンB2(皮膚の新陳代謝を促進)、ビタミンB6(皮膚の抵抗力を高める)、ビタミンC(色素沈着などを防ぐ)が使用されます。
体質によりますが、特に思春期の男性の場合にはこのビタミンB群の投与で症状が改善に向かうことがあります。チョコラザーネが効いた、というケースですね。

局所用の抗菌薬が効かないときには、毛穴の詰まりを取る必要があります。トレチノインはこのような薬の代表です。ただ、この薬は効果が高いのですが、皮膚への刺激があり、日光に対しても皮膚を過敏にします。そこで、トレチノインの処方は医師の観察のもと、慎重に行う必要があります。トレチノインと同じ作用のある新薬として、アダパレン、タザロテン、アゼライン酸などがあり、これらの薬が処方されることもあるでしょう。

一層、にきびの症状が進むと、経口用の抗生物質が処方されることもあります。テトラサイクリン、エリスロマイシン、ドキシサイクリン、ミノサイクリンなどです。いずれも重い副作用がありますから、お医者さまの監視のもと、慎重に治療に望んでください。数週間から数カ月、ときには数年に及ぶこともあります。
妊婦あるいは妊娠が予想される女性には抗生物質の治療をしてはいけません。

エステサロンや美容整形でのにきび(ニキビ)治療


病院ではなく、エステでもにきびの治療はできます。
ケミカルピーリングというフルーツ酸を用いた治療があります。医療機関で用いられているものとエステサロンなどで用いられているものとは濃度が異なるようです。

にきび跡がひどい場合、その傷跡の形や深さ、位置によって治療法が異なります。傷跡を切開して皮膚を縫合したり、レーザー治療を行います。皮膚の表面だけを削り取る方法やコラーゲンや脂肪、その他の合成物質をにきびのあとに注入する方法もあります。
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にきび(ニキビ)とは?

にきびは顔や背中によくできる吹き出ものです。思春期にはよくみられる皮膚の炎症です。英語ではアクネ(acne)といいます。

皮膚には多数の毛穴があり、体毛が生えています。この毛穴には脂腺も開口しており、皮脂が分泌されます。皮脂の役目は、水分の蒸発を防ぎ、表面を滑らかに保ち、傷つかないように皮膚を守ります。 また、皮膚表面を弱酸性に保ち、細菌を殺菌する効果もあります。

ところが、この皮脂の分泌が盛んになり、毛穴がつまってしまうことがあります。すると、毛穴の中に次々と分泌される皮脂や角質がたまり、軽度のにきび、俗にいう白にきびや黒にきびができます。

この状態が悪化すると、アクネ桿菌と呼ばれる細菌がたまった皮脂を好んで繁殖をします。そして炎症が起こるのです。アクネ桿菌は皮膚の常在菌(いつもいる菌)で、特殊な細菌ではありません。ふだんはおとなしくしているのですが、たまった皮脂を食べて暴れ出すのですね。これが赤いにきびです。

nikibi.gif


にきび(ニキビ)の原因


にきびの最初は毛穴がつまることですが、思春期を迎え、ホルモンの分泌、特にテストステロン(男性ホルモン)が盛んに分泌されると(女性も)、皮脂の分泌も激しくなります。この皮脂のケアをしくじると、アクネ桿菌が繁殖してにきびができると考えられます。実はにきびができるメカニズムは、まだ完全に解明されてはいないのだそうです。
ただ、皮脂の分泌(その原因となるホルモンの分泌増加)と常在するアクネ桿菌がにきびを引き起こすことは間違いありません。

チョコレートの食べすぎがにきびの原因という俗説もありますが、証明されていません。にきびと特定の食べものや性行為の間には関連性はありません。

にきび(ニキビ)の症状


にきびは初期の白にきび、黒にきびのうちになら、跡を残さずキレイに治るものです。ところが、10代の女性にとっては小さな吹き出物が天下の一大事に思えますね。そこで、無理につぶしたりすると、炎症を悪化させたり、傷跡を深くします。深いにきびあとはその後もずっと残ってしまいますので、くれぐれもいじり過ぎず、正しい処置をしてください。

ホルモンの分泌量が関係しているため、若い女性では月経の周期とともににきびが出たり消えたりすることがあります。また、妊娠中にも悪化することがあります。ステロイド系の薬や化粧品が脂腺を刺激してにきびをひどくすることもあります。
ホルモンの産生が安定する20代前半から半ばになると、通常はにきびも消えます。

にきび(ニキビ)の治療


軽度なにきびの治療は、患部を刺激の少ないせっけんで日に1〜2回洗うこと、これだけです。抗菌せっけんやアルコール綿などの使用は皮膚を刺激し、逆効果です。頻繁にごしごし洗うのも、同じ理由で不可です。化粧品は保湿をする水分主体の肌にやさしいものを選びましょう。

特に食事の制限はありませんが、最近の若い方の食生活が炭水化物が極端に減り、脂肪とタンパク質を過剰に摂取しているので、この食生活が皮脂の分泌を増加させているという説があります。脇汗のニオイも本来、日本人は強いものではなかったのに、最近、わきがが増加傾向なのは食事のせいなのかもしれません。これは信じて食事のバランスを修正することをお勧めします。
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